豆田町伝統的建造物群保存地区に、12月10日付けで文部科学省から正式に告示され官報に記載されました。
国の文化審議会から10月15日に「江戸期の商家町の町並みがよく残る日田市豆田地区」を新たに重要伝統的建造物群保存地区に選定するよう中山成彬文部科学大臣に答申していました。豆田地区は県内で初めて重伝建に選定される。
対象地区は、豆田地区の約10.7ヘクタール。幕府の直轄地・天領だった江戸初期から昭和初期にかけて商人の町として繁栄。城下町ができた当時の整然とした町割り(区割り)や水路が残っている。江戸、明治の大火を契機に、防火を考慮した居蔵(いぐら)造りが増え、長屋建てや入り母屋造りの商家など多様な建築様式の町屋が点在する。醸造用の土蔵、近代の洋館、三階建ての家屋や蔵など、時代ごとに意匠の面で特色がある建造物もあり、変化に富んだ町並みを形づくっている。